毎年漢方医院から屠蘇散を頂くのでお屠蘇を
作ってはいたのですが、みりんが多かったり
料理酒でテキトーに作るとやはり美味しくない。
縁起物だからこんなものと思っていたのですが、
ある時屠蘇酒をいただいて飲んでみてからは
お屠蘇って美味しいんだ‼︎って知ったのです。
年に1度の事なので頻繁に試せないけど、
今年は凄く美味しいお屠蘇が出来たんです!
まず屠蘇散が違った。いつも病院で貰うの
ですが今年はバタバタしていてもらい損ねた
のでキッチンコートで買いました。
やはり市販品は口当たりが良い様に調合されて
いると思います。
屠蘇散は平安時代に唐から伝わり貴族の間で
重用されました。元旦に屠蘇酒を飲む事は
無病息災を願う大事な行事だったのです。
しかし、伝来先の中国にはもうない風習の
ようです。逆に日本では広く町民にも伝わり
今に至るのです。
実際屠蘇散の中身は地域や製造元で少し違っ
たりもしますが代表的なものはこの6つ。
どれも漢方薬で使われる植物です。
白朮(ビャクジュツ) 胃腸を整える
山椒(サンショウ) 胃腸を整える
桔梗(キキョウ) 咳を止める
肉桂(ニッケイ) 体を温める
防風(ボウフウ) 炎症を抑える
陳皮(チンピ) 胃腸を整える
今年は麒麟山酒造と言う新潟のお酒の
飲み比べセットを買っていて、辛口・
米処新潟のお酒!絶対美味しいと期待して
初購入。ドタバタで忘れていた良いお酒な
のです。
みりんは三河の九重みりん。ティーパック
から出した方が良く抽出される気がするので
ザラっと急須に入れます。お屠蘇容器は
さすがにないので代用。
麒麟山180cc
九重みりん30cc
屠蘇散1袋
盃もないのでウェッジウッド のお茶碗に
少し注いで頂きました。
凄く美味しかったので、2杯目ほぼ一気飲み。
茶碗酒ですよ、男前過ぎる。来年はもっと
沢山作ろうと思いました。
お酒が美味しいと薬酒も美味しい、それだけの
事なのですがシンプルなだけに好みの味って
辿り着かないものなのです。
きっと今年は無病息災!
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